黄色いクリームには、大きな思い出がある。
昔亡くなった祖母が毎日使ってた。
今となればハンドクリームだったと解るけど、当時は薬だと思ってた(笑)
そういう匂いするし、祖母は植木屋の娘で昔から花なんかが好きだったもんで、長く花屋に勤めてたから、手が荒れて薬を付けてるって発想だった訳で。しつこいけど匂いからして(笑)
子供って薬付けたがるし飲みたがる。
私そういう子供だったんですが(笑)
で、いつも母の実家に泊まりに行った時に祖母が塗ってるの見て、自分も塗りたいって言っては子供がこんなもん付けんでよろしいと怒られ続け(笑)
でも、何度か塗ってもらった事があって、この匂いが祖母との思い出な訳です。
手がその人の人生を彩ると考えるようになったのも、祖母がきっかけだったかもしれません。
あたしも歳取って、この記憶は頭の片隅に追いやられてたけど、昨年からコロナの影響でアルコール消毒が本当に頻繁になって、手荒れがマジ治らなくなり、「あ、あの薬塗ったら治らないかな?」なんて、非凡な発想が頭を過ぎりました。
非凡じゃないよ、平凡だよ𐤔
今、こうして使い始めて、自分も大人になった気分がしてます(笑)
ほんと手が痛い𐤔
ばあちゃん、頼む天国からあたしの手治して𐤔
なんて祈りながら毎日このクセになる匂い、また大事な思い出の匂いを嗅ぎながら、明日も頑張ろうと思うことにしています。
っていうか、そんな気分になってます。